次世代のパート
喫茶店のみならず、どの店でも、いつも来店されるお客様にはいっそう親しみを込めた挨拶をしたり、お客様の名前を呼びながら接客したり、前回ご来店いただいた時の会話から得た情報を活かしながら会話をすすめるなどの個別対応が、固定客化につながります。
パート社員を活用するということは、これらのことをパート社員にも要求することに他なりません。
今後は正社員と同様に、パート社員のレベルアップにもいっそう力を注ぐ必要があるのです。
お客様の真のニーズである「よいものをより安く」を実現させるためには、生産性を上げることが必要です。
かつて企業は、業務を単純な作業に細分化して、細かい範囲の中で一人ひとりを専門化することで生産性を上げてきました。
これは工場でいうと、ひとつの生産ラインの中のあるひとつの業務をひたすら行なうことです。
また小売店でいうと、レジ担当者はレジのみ、品出しする人はひたすら品出しを行なうということです。
このように、業務を細分化して社員に与えるということは、仕事を早く覚えさせることができるため、新規に採用した社員でも即戦力として活用できるというメリットがあります。
また、業務ごとに担当者が決まっているので、一つひとつの業務の質を標準化しやすいというメリットもあります。
しかし一方で、「これしかできない」という社員の集合体をつくるようなものですから、常に細分化した数だけの人員が必要です。
毎日業務量が安定していればいいのですが、曜日や時間帯によって、細分化した一つひとつの仕事量が変動する場合には、この方法で生産性を上げるのは無理があります。
つまり、粗利高に対しての人件費率を一定にすることができないからです。
最近では、どんな業種でもお客様のニーズに応えようと真剣に努力しています。
そして、お客様のニーズに応えようとすればするほど、業務の量はその日その日で変動するのも事実です。
たとえば印刷会社の場合、受注先であるお客様の要望にできるだけ応えようとすると、校正の段階で変更箇所が随時発生します。
そして、校正の回数が多いほど作業スケジュールも変更されます。
また、納期までに仕上げようとすると、その日1日の時間帯でも作業ボリュームが変動します。
2時間作業がストップすることもあれば、その後急に忙しくなったりもします。
お客様の要望に応えようとすればするほど、社内の作業スケジュールはコントロールしにくくなるのです。
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